
こんな疑問をお持ちではありませんか?
- トラリピと類似した他社のツールの仕組みにはどんな違いがあるの?
- トラリピ 、iサイクル、ループイフダン、トライオートのどれが一番おすすめ?
- リピート系発注機能ツールの中でトラリピを推奨している人が多い理由は?
この記事ではそんな疑問をお持ちの方に向けて、トラリピと類似した他社のツールとして有名なループイフダン(アイネット証券・ひまわり証券)、トライオートFX(インヴァスト証券)、iサイクル(外貨オンライン)のそれぞれの特徴とトラリピとの違い、トラリピを推奨する人が多い理由などをまとめてみました。
トラリピの類似ツールとして有名な他社ツール
初心者でも簡単!アイネット証券・ひまわり証券のループイフダン
トラリピよりも初心者向け?シンプルでわかりやすい設定がウリ
2013年10月にスタートしたアイネット証券のループイフダンは”トラリピのパクリ”とも言われるほどトラリピそっくりのツールです。
アイネット証券と同じISホールディングスグループのひまわり証券でも利用できます。
サービス開始当初は、4種類の通貨ペアと値幅の組み合わせを選ぶだけというシンプルな仕組みで、トラリピよりもわかりやすく、FX初心者でも簡単に設定できるという点をウリにしていたようです。
また、ループイフダンがスタートした頃は、トラリピは手数料が高いのがネックだと言われていたため(2018年9月からは手数料無料に変更)、手数料が安いというメリットに惹かれてループイフダンに移行する方も多かったようです。
2018年3月のリニューアルでは高金利通貨も追加
ループイフダンは、リリース当初は通貨ペアも少なく、値幅の設定が自由にできないというデメリットもありましたが、2018年3月のリニューアルで通貨ペアも増えて、値幅の設定も自由になりました。
また、当初は損切りが必須でしたが、損切りの有無を選択することができるようになりました。
さらに、2018年11月からメキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドなど人気の高金利通貨も追加され、14通貨ペアの取引が可能になりました。
インヴァスト証券のトライオートFX
業界最狭水準スプレッドで細かい設定ができるのが特徴
2014年3月にはインヴァスト証券のトライオートFXがリリースされました。
トライオートFXは、業界最狭水準スプレッド(米ドル円はなんと0.3銭!)で1,000通貨から取引可能という資金力がない方にも魅力的なサービス。
高度なカスタマイズが可能なので、自分の思い通りに細かい設定をしたいシストレ上級者からも注目されていました。
マイナススワップポイントも比較的小さいため、両建て派にも人気があります。
高利回りで稼げると評判のコアレンジャー
出典:インヴァスト証券公式サイト
2018年7月には、トライオートFXにリストから選ぶだけの自動売買セレクト機能という新しい機能が加わりました。
リストから選んでカートに入れるだけという簡単な操作で、初心者でもすぐに設定できます。
自動売買セレクト機能には、レンジ相場向きの「コアレンジャー」と高金利通貨向きの「スワッパー」という2種類の自動売買ロジックがあります。
特に「コアレンジャー」の豪ドル/NZドルは50%以上という高利回りで注目を集めています。
外貨オンラインのiサイクル
出典:外貨オンライン公式サイト
2014年10月には、外為オンラインからiサイクルという新たなリピート系発注システムがリリースされました。
iサイクルの大きな特徴は、最初に設定したレンジ(想定変動幅)をはみ出したときに、実際の値動きに追従して自動的にレンジを設定してくれることです。
設定もとても簡単。
- 売り・買いどちらにするか決める
- 想定変動幅(レンジ)を決める
- 運用する資産を決める
というシンプルな3ステップのみです。
外為オンラインでは、「iサイクル研究室」という特設サイトで口座資産1000万円でデモ口座での運用で収益率の高いベスト5のバックテストの結果と設定方法を公開しています。
実際の運用実績を参考にして簡単に設定できるのは初心者や忙しい方にとっては非常にありがたいですよね。
iサイクルは、FXトレーディングシステムズは「トラッキングトレード」として、ライブスター証券は「iサイクル注文」として、外為オンラインからライセンス供与を受けてサービスを提供しています。
トラリピを推奨する人が多い理由
リピート系発注ツールはすべてトラリピを模倣
ここまでご紹介したように
- 2013年10月:アイネット証券のループイフダン
- 2014年3月:インヴァスト証券のトライオートFX
- 2014年10月:外為オンラインのiサイクル
と、現在、大人気のリピート系発注ツールは2013年から2014年に次々とリリースされました。
これらのツールはすべて2007年にリリースされて元祖リピート系として知られるマネースクエアのトラリピ(トラップリピートイフダン)を模倣して開発されたと言われています。
マネースクエア(旧:マネースクウェア・ジャパン)はトラリピの仕組みについて特許も取得しています。
外貨オンラインは特許侵害訴訟に敗訴
出典:マネースクエア公式サイト
実はiサイクルを提供している外貨オンラインは、元祖リピート系のトラリピで特許を取得しているマネースクエア(旧:マネースクウェア・ジャパン)に特許権侵害で訴えられ、敗訴しています。
この裁判の判決が言い渡されたのは2017年12月21日で、マネースクエアのマスコットキャラクター「トラリピくん」の誕生日だったとか。
参考記事:トラリピ販売のマネースクエアの評判は?会社や社長情報を調査
もともと外貨オンラインのiサイクルには複雑な設定が面倒な方向けの「iサイクル注文」とトラリピのように自由に設定ができる「サイクル注文」の2種類がありましたが、この判決を受け、「サイクル注文」は廃止されています。
実は過去にもマネースクエアは外貨オンラインに対して特許権侵害を訴えていたのですが、請求棄却となり敗訴となる判決が続いていました。
しかし、2017年12月にマネースクエアが勝訴したことにより、今後、iサイクル以外にもマネースクエアに特許権侵害で訴えられて、廃止されるサービスが出てくる可能性を懸念する声が上がっています。
マネースクエアも「株式会社外為オンラインに対する勝訴判決のお知らせ」の中で以下のようなコメントを発表しています。
知財高裁判決は、知的財産高等裁判所という専門の裁判所において、当社の主張が正しく受け止められ、認められたものであり、サイクル注文のみならずこれと同様なサービスを展開している他社に対しても影響がある判断であると考えております。
引用元:株式会社外為オンラインに対する勝訴判決のお知らせ( マネースクエアHD公式サイト)
このような特許権侵害の裁判結果を考慮すると、長期的に安定運用を目指すためには、廃止の可能性があるトラリピの類似システムではなく、トラリピを使用した方が安心と言えるのかもしれません。
トラリピを使用することを推奨する声が多いのには、このような背景があるのです。
トラリピの類似ツールの特徴・トラリピが推奨される理由まとめ
この記事では、トラリピと類似した他社のツールとして有名なループイフダン(アイネット証券・ひまわり証券)、トライオートFX(インヴァスト証券)、iサイクル(外貨オンライン)のそれぞれの特徴とトラリピとの違い、トラリピを推奨する人が多い理由などをご紹介しました。
トラリピの類似ツールの特徴・トラリピが推奨される理由まとめ
- 2013年10月にスタートしたアイネット証券のループイフダンは”トラリピのパクリ”とも言われるほどトラリピそっくりのツール
- ループイフダンはサービス開始当初、4種類の通貨ペアと値幅の組み合わせを選ぶだけというシンプルな仕組みで、FX初心者でも簡単に設定できるという点をウリにしていた
- 2018年3月のリニューアルで通貨ペアも増えて、値幅の設定も自由になり、、2018年11月からメキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドなど人気の高金利通貨も追加された
- インヴァスト証券のトライオートFXは、業界最狭水準スプレッドで資金力がない方にも魅力的なサービス
- 外為オンラインからiサイクルの特徴は、最初に設定したレンジ(想定変動幅)をはみ出したときに、実際の値動きに追従して自動的にレンジを設定してくれること
- アイネット証券のループイフダン、インヴァスト証券のトライオートFX、外為オンラインのiサイクルなど人気のリピート系発注ツールは元祖リピート系として知られるマネースクエアのトラリピ(トラップリピートイフダン)を模倣して開発されたと言われている
- マネースクエア(旧:マネースクウェア・ジャパン)は、外為オンラインに対して特許侵害訴訟を起こし、2017年12月21日に勝訴の判決を勝ち取った
- マネースクエアが勝訴したことにより、今後、iサイクル以外にもマネースクエアに特許権侵害で訴えられて、廃止されるサービスが出てくる可能性を懸念する声が上がっている
- 特許権侵害の裁判結果を考慮すると、長期的に安定運用を目指すためには廃止の可能性があるトラリピの類似システムではなくトラリピを使用した方が安心という考え方からトラリピを推奨する方も多い
参考URL
オリジナル売買システム「ループイフダン」(アイネット証券公式サイト)